【見た】男はつらいよ 寅次郎の縁談

男はつらいよ 寅次郎の縁談男はつらいよ 寅次郎の縁談
(1993)
渥美清
松竹

NHK-BS2 男はつらいよ48作放送より

今作もまたまた満夫が「デスパレート」な状態に追い込まれる。
「就職試験の面接で何十社と同じことを繰り返し説明して・・・
 これじゃあまるでテープレコーダーだよ!」
ちょうど就職氷河期にぶつかり、就職がうまくいかない満夫。
(ちなみにここで満夫の通う大学が「城東大学経済学部」で
ある事が判明する。もちろん架空の大学。)
もう何もかも嫌になって東京駅へ走り、ええい、やけだ!
そう思ったのかは定かではないが、とにかく
ちょうどホームに止まっていたブルトレに飛び乗ってしまう。
そのブルトレヘッドマークには誇らしげに「瀬戸」の文字が。
これだけで鉄な奴は「今は無き24系瀬戸号キタ━━(゚∀゚)━━!!」と
一人で祭りになるのは間違いない。
自分も小学生の頃、「寝台特急って一回乗ってみたいなぁ。
高松に来てる寝台特急は瀬戸って言うのか。乗ってみたいなぁ」
そんなことを思っているといつの間にか瀬戸が廃止になって
代わりにピカピカの「サンライズ瀬戸」が東京と高松の間を
走るようになっていた。
高松に10年程度住んでいるけど、未だにサンライズ瀬戸はおろか
夜行列車すら一回も乗ったことがない。
夜行バスはちょくちょく利用するんだけどなぁ・・・・
やっぱりあの寅さんだから夜行バスは絶対乗らないんだろうな。

そんなこんなで満夫、そして後から寅さんも瀬戸内海にある
「琴島」という島に流れ着き、島の人も2人を温かく受け入れる。
後から知ったことだけど、「琴島」と言う島も架空の島だとか。

寅さんと意気投合したマドンナがこんぴら参りに行くシーン。
チラッとことでんが映っていた。ことマニアの友達に見せると
「これは○○系の高運転台タイプでね・・」
頼んでもいないのに解説をおっぱじめてくれた。

そのほかにも、まだ旧高松駅があった高松市街の風景とか
ちょっと懐かしい香川の風景が楽しめて
香川県民としては大満足の映画だった。