【見た】ホワイト・オランダー

ホワイト・オランダーホワイト・オランダー
White Oleander
(2002)
ミシェル・ファイファー

NHK-BS2 衛星映画劇場より

アメリカの女性はやっぱり強い!

愛人を殺して終身刑になり、女性刑務所に入れられてもなお
里親に預けられた女性は、自分の娘に向かって
「里親は敵よ、あなたは里親の方針に流されないで私が決めた
 生き方をしなさい」と面会の時にこんこんと説教。
娘自身は優しい里親や友達にも恵まれ
一応幸せな生活を送っていた時に塀の中の母から痛烈パンチ。
そこでハッ、と気づき自分の生き方を歩もうとした途端、
偶然にも里親夫婦の仲が悪くなり、ついには里親の母のほうが
暴走してその娘は銃で撃たれてしまう。
(かすり傷程度だったが)

それからも高校生ぐらいの年齢のその娘は
色々な里親の所を転々とするが、その描き方が
現代のアメリカを象徴しているようでゾッとした。
最初は里子を温かく迎える里親達だが、
家庭にあった潜在的問題が里子を迎えることによって徐々に
あぶりだされていき、最終的にはその家庭が崩壊していく。

ノア・ワイリーが2番目の里親の父の役で出演してた。
今回彼は医者ではなく不倫癖があるテレビプロデューサーという
設定。いつものカーター先生と思って見ていると悲しくなったw