【見た】007/ムーンレイカー

007 ムーンレイカー アルティメット・エディション 007/ムーンレイカー
Moonraker(1979)
ロジャー・ムーア

テレビ朝日 日曜洋画劇場より

007シリーズの新作「カジノ・ロワイヤル」公開をを記念して
日曜洋画劇場が「007シリーズ強化体制」に入った。
12月に「ブロズナン007」シリーズを2作放送した次は、
1月にちょっと古めの007映画を2作放送。

その2作と言うのが
私を愛したスパイ」と、この「ムーンレイカー
私を〜はまだ分かるが、あえてこのムーンレイカー
選ぶと言うことは、日曜洋画のスタッフの中に
もしかしたら「木曜洋画劇場」なノリの人が居るのかもしれない。
名誉のために言うが、この映画は決して駄作では無い。
面白いんだけど、ちょっと笑える所も多くて
下手するとパロディ映画扱いされる危険性が・・・

この映画の前半、ボンドが今回の敵となる
大富豪「ドラックス」の豪邸へ向かうシーン。
ドラックスの豪邸で彼と共に007を迎えたのが
羽織袴にモジャモジャ頭のなにやら怪しげな日本人。
自分はこのドラックスの秘書?を見たとたんに
「あ!寅さんに出てる源公だ!」と確信した。
なんか似てるんだよね、佐藤蛾次郎に。
その佐藤蛾次郎と思わしき謎の日本人が英語を流暢に喋る
シーンがあり、だんだん自分の中で
「007映画に佐藤蛾次郎出演疑惑」が薄れていった。
後でimdbで調べたら、「トシロー・スガ」なる人物だった。
聞かない名前だなぁ・・

「007がついに宇宙へ」と公開当時は相当話題になったそうだ。
「訓練も無しに勢いでスペースシャトル乗っちゃったよ!」
と一人で突っ込んでみても仕方が無いので、今回は
楽しく見させていただきました。
でも、映画の終盤に宇宙ステーションの船外で
ドラックスの手下とアメリカ軍がレーザーガンで
派手な銃撃戦を繰り広げる所でついに堪えきれず
クスクスッと笑ってしまった。
ロジャー・ムーアに謝らなければ。