【見た】TUBE チューブ

・TUBE チューブ
TUBE(2003)(韓国)
テレビ朝日日曜洋画劇場より

日曜洋画劇場はふと忘れた頃に韓国映画やるな。
向こうの国とテレ朝は何か関わりがあるのかな？

「冒頭にある金浦空港での銃撃戦が凄い」
という噂を聞いていたので、どんなものかとwktkしていると・・
まあ、そのシーンは丸ごとばっさりカットですよ。
流石テレ朝、カットの鬼。

そして、舞台はいきなり地下鉄へ。
主人公である「韓流系イケメン刑事」の上司で、
少しハゲかかった警部らしき人の声を当てているのが
あの「バック･トゥ･ザ･フューチャー」で
「エメット"ドク"ブラウン」の声を当てていた
「あの人」(名前失念)だった。
もう今にも、「マーティ！次元転移装置が・・・・」
と言い出しそうなあの声、気になってしょうがない。
主人公の恋人？のギターケースを抱えた女の声を
当てているのが素人っぽい件も少し気になったけど。

まあ、この映画。老若男女誰でも楽しめる娯楽大作を
狙ったんだろうけど、どうもフジテレビが作った
テレビドラマのおまけ映画に見えてしょうがない。
映画ファンであれば見れば見るほど矛盾点が見つかると思う。
ここからネタバレ注意。

・せっかく出動したソウル市警のSWAT部隊、しかし物凄い弱い。
（わずか2名の元特殊工作員によって全滅、ありえない）

・地下鉄が終点までまっすぐ突っ走ると、原子力発電所に衝突。
（普通原子力発電所の周りはいろいろな壁で守られてるだろ）

・ソウルの地下鉄はトンネルの中でも携帯が通じるんですね。
（いや、これは普通に便利。でも車内で大声で電話するのは・・）

・この速度で電車が橋を通過すれば橋が崩壊してしまうぞ！
　そうだ！後ろの車両を切り離して重量を軽くすればOK！
（車両の重さが軽くなっても橋にかかる負担は変わらないと思うが）

・結局、最後主人公のイケメン刑事が死んじゃうんだよね。
（回路を固定するなり電車から飛び降りるなりできただろ）

・最後、市長補佐？のメガネ君が「これで腐敗した政治を・・」
（そんなに元首相の秘密を握っている事をマスコミに話したら、
元首相に消されるぞ）

まあ、突っ込みどころは多くても、
最近の日本における「テレビ局が副業で作っている映画」
に比べて少しだけクオリティが高かったので、
もっと日本の映画業界も頑張ってほしい。