【見た】ランボー

ランボーランボー
First Blood(1982)
シルベスター・スタローン

BSフジより

まだ小学校の低学年ぐらいの頃に、日曜洋画かゴールデン洋画か
どっちか忘れたけどこの映画が放送されてて、
筋骨たくましい男がたった一人で田舎町の保安官達を次々と確実に
血祭りに挙げていく様を見ていて次第に怖くなり
途中でテレビを切って布団に入ってガクガクブルブルした思い出がある。

「彼はベトナムグリーンベレー部隊で私が育てた男だ。
 田舎町の保安官や州兵が何百人がかりで倒そうとしても
 きっと後悔することになるぞ」

と元上官のトラウトマン大佐がわざわざ駆けつけて警告しているのに
ガチガチの保守的思考な保安官は「たかが浮浪者一人」と
決して聞く耳を持とうとしない。
武器の扱い方やサバイバル術はもちろん、人間の心理の読み方まで
訓練されている元グリーンベレーの怖さを知らなかったんだな。

やがて、ランボーは駆けつけた州兵から
両手に持ちきれないほどの重火器を奪い、
街のメーンストリートへ現れ、まさに「乱暴に大暴れ」
するんだけど、暴れ始める寸前に保安官が
「町民の皆さん、緊急事態が発生しました。すぐに屋内へ
 避難してください!」と保安官事務所に取り付けられた
拡声器で警告するシーンがる。
その時に、人口が少ないのかどうかはよく分からないが、
ものの10秒程度で街から人が居なくなりゴーストタウンに。
やっぱり、保安官自身が「俺が法律だ!」と豪語するような
超田舎町ならではの連帯感なのか。

でも、どんなに強いランボーにもピンチは訪れる。
保安官事務所に立てこもったとたんに
500人近くの保安官と州兵に包囲され、もはやこれまでか。
(原作ではここで困り果てたランボーが自決してしまうらしい)
そんな時にトラウトマン大佐が丸腰で建物の中へ乗り込んで
「もうやめろ!任務は終わりだ!」ときつ〜い一言。
そこで思わず本音が出るランボー
ベトナムに居た頃は100万ドルの兵器も自由に使わせてくれたのに、
 アメリカに帰れば駐車場係りにも雇ってくれないんだ!」

よっ、出たよ名台詞。
今の心情を精一杯吐露して結局投降するランボー
投降するときにランボーの左右についていた人が
保安官の制服じゃなくて軍服を着ていたので
軍の規則で裁かれるのかどうかは知らないが、
何らかの配慮はあってしかるべきかな?

コマンドー」のシュワちゃんもそうだけど
ムキムキマッチョ+重火器のコンビはやっぱり迫力がある。
この映画は題材が深刻だけど戦闘のシーンだけは見ていて
スカッとするね。
あと、トラウトマン大佐はバーで飲むときもグリーンベレー
制服なのね。さすが軍人。